業務前後の着替えや打ち合わせも労働時間としてカウントされるため、数分の早出・残業についても確実に賃金を支給するべく固定残業代を導入する職場が増え始めています。
残業時間が少ない場合でも一定額の残業手当が支給されることは、大きなメリットです。
しかし、看護師の場合は勤務スタイルが多種多様なので、入職後に勤務条件が違ったと後悔しないよう、求人を探す際は次の2項目を重点的にチェックすることが大切です。
1つ目は、基本給や各種手当の金額が明らかにされているかどうかです。
残業代の計算根拠になるため、求人に記載された固定残業代と対象時間数を確認することで、正確な残業代を支払われているかどうかを見極めることができます。
求人に記載された残業時間数が職場での月間平均残業時間という見方もでき、人手が足りているか、忙しい職場かどうかの判断材料にもなります。
2つ目は、休日出勤手当が別途支給されるかどうかです。
固定残業代はあくまで出勤日の残業に対する手当であり、休日手当が固定残業代に組み込まれている場合は、違法な取り扱いだと言わざるを得ません。
休日手当が定額になっている場合には、固定残業代と同様に該当の時間数と手当額が労働条件として明示されているかをチェックしましょう。
固定残業代を超えた際の手当の支払の有無が求人に書かれていないケースもあるため、内定承諾前にしっかりと確認しておくことが大切です。
これら2項目をチェックしておけば、転職成功の確率が一段と高まるでしょう。